トラックボールに乗り換え体験記

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約20年ぶりの決断

かれこれ20年ほど、マウスひと筋でパソコンを使ってきた。特に不満があったわけではないが、ある日ふと「トラックボールってどうなんだろう」と思い立ち、乗り換えてみることにした。

きっかけは、たまたま目にしたネット記事だった。正直、どの記事だったかはもう覚えていない。それでも「どんなものかなぁ」という軽い気持ちが、意外と大きな一歩につながった。

使い始めてからの変化

1日目:まったく使えない

使い始めてすぐに気づいたのは、ポインタが思った位置でぴたりと止まってくれないということだった。マウスなら手の動きがそのままポインタの動きになるが、トラックボールは指先でボールを転がす感覚がまるで違う。とにかく「使えたものではない」というのが、正直な第一印象だった。

1週間後:まあまあ使えるように

1週間ほど使い続けると、少しずつ感覚がつかめてきた。とはいえ、まだマウスほど自由自在には操れない。「まあまあ使える」というレベルで、細かい操作にはまだぎこちなさが残っていた。

1ヶ月後:マウスと遜色ないレベルに

そして1ヶ月が経つ頃には、ほぼマウスと同じ感覚で使えるようになっていた。最初の頃の戸惑いが嘘のように、指先の動きだけでスムーズにポインタを操作できるようになっていた。

使ってわかったメリット

場所を選ばない

トラックボール最大の魅力は、本体を動かさずに操作できることだ。マウスのように広い可動スペースを確保する必要がなく、机の上に物が多くても気にせず使える。デスクが狭い人や、常に資料や図面を広げがちな人には特にありがたいポイントだと感じている。

ボールを弾いての高速移動

ボールを指で弾くようにすると、ポインタを一気に画面の端まで飛ばすことができる。この爽快感はマウスにはない感覚だ。ただし勢いよく弾きすぎると、ポインタを見失ってしまうこともあるので要注意。さらに、ホイールの高速スクロールと組み合わせれば、作業スピードは一段と上がる。

感じているデメリット

精密さはマウスに一歩譲る

一方で、マウスほどの精密さは得られないというのが正直なところだ。特にCADで細かい点にピタリと合わせるような作業では、若干のストレスを感じる場面がある。これは慣れの問題である可能性も大きいが、現時点ではマウスに軍配が上がる。

持ち運びには不向き

もう一つのデメリットは、ポータブル性に欠けること。外出先でサッと使うには、やはりまだマウスのほうが便利だと感じている。トラックボールはあくまで、自分のデスクでじっくり作業するための相棒、という位置づけだ。

まとめ

20年間の「マウス一筋」から一歩踏み出してみたトラックボール生活。最初の戸惑いを乗り越えれば、省スペースかつスピーディーな操作感が手に入る一方、精密作業や持ち運びの面ではまだマウスに分があるというのが実感だ。用途によって使い分けながら、これからも上手に付き合っていきたいと思う。

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